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[4619] 日本特殊塗装 銘柄紹介 2021年中間報告書 到着を受けて

[4619] 日本特殊塗装から2021年中間報告書(第116期)が到着しました。

中間配当18円の中間配当金計算書も同封されていました!

というわけで本日は報告書の中身にも触れながら、銘柄紹介をしたいと思います。

会社概要

会社四季報の特色では以下のように紹介されています。

航空機塗料で創業。現在は自動車用防音(制振、吸・遮音)材が主力。米国、中国、タイで生産販売

です。

社名に”塗料”とあるのでそちら寄りの事業内容を想像しますが、売上の多くは自動車の防音材=部品メーカーの色彩が強そうです。

スイスの防音材の先進的なメーカー:オートニウム・ホールディング社が株式の14.26%、関西ペイントが6.73%を保有しています。

株価指標

  • 時価総額:約197億円
  • PBR:約0.41倍
  • 自己資本比率:約56%

11/10に発表した2022年3月期中間決算が、事前の会社側の予想値を51.4%下回る水準となり、また通期の業績予想も前回予想から下方修正し18.9%減益となったことから、株価は大きく下落中です。

年初来安値を連日更新しています。

プライム市場への上場について

探したのですが、会社の公式のアナウンスは見つかりませんでした。

  1. 流通株ベースの時価総額100億円以上
  2. 市場で流通する株式の比率35%以上

これがプライム市場の基準ですが、ネットなどの情報を見ると、①は大丈夫ながら②が危うそうという見方がある模様です。

中間報告書から

ここからは報告書の記載から抜粋してご紹介です。

中間期の売上高・経常利益

  • 売上高:250億円 通期計画550億円
  • 経常利益:7億7800万円 通期計画19億5000万円

上述のとおり下方修正されたのがこの数字です。

部門ごとの数字をこのあとの項目で見ていきます。

部門別の事業概要

事業は大きく2つに分かれます。

  1. 塗料関連事業
  2. 自動車製品関連事業

売上構成比は、塗料関連事業36.1%、自動車製品関連事業63.9%となっています。

売上高は、第二四半期で塗料関連が90億4800万円、自動車製品が160億2900万円です。

塗料関連事業とは

航空機用塗料、建築・建物用塗料を扱う事業です。

取り扱い製品としては、建築・建築物用塗料のほか、

  • 建築・建築物用防音材
  • 鉄道車両用防音材
  • 家電・OA機器用防音材

など、車以外の防音材は事業の区分けとしてこちらになっている模様です。

DIY用製品というカテゴリーもあってこれは私たちが使うような塗料や保護材です。

土木分野での実績を積み上げ、道路・橋梁の工事で採用が進んでいたりもするそうです。

自動車製品関連事業とは

自動車用防音材、防錆塗料などを扱う事業です。

同社Webページの構造的にも、塗料事業は別サイトに飛ばしていて、こちらの自動車製品をメイン事業と置いている感が伝わります。

1953年に自動車用防音・防錆塗料「ニットク・アンダーシール」というモノを開発してから力を注いで来た分野の模様です。

防音には、静振・遮音・吸音という3つの要素があって、1台の車でも、ここは吸音、ここは遮音といった違う機能を持つ部品が使われています。

この中間期は、本来の予定ではコロナ収束を受けての自動車生産再開で急回復の予定だったのが、半導体不足で生産が当初計画を下回り、また原材料高もマイナスに働いたといったところですね。

保有株数/単価・買い増し

日本特殊塗料の株は単元未満株で10株だけ保有しています。

単価は975円です。円配当で利回りは4.1%です。

上述のとおり下方修正を受け株価はずっと下落基調です。コツコツと1株2株単位で拾い取得単価を下げている最中です。

配当の推移は次の通りですが、

  • 2016年:20円
  • 2017年:28円
  • 2018年:32円
  • 2019年:36円
  • 2020年:40円
  • 2021年:38円
  • 2022年:40円

2010-2013年は10円、2014-2015年は12円でした。

今のところはすぐに売却する予定はありませんが、ずっと保有するかはどうかは正直微妙かもしれません。

[私見] 新規に購入を検討するとしたら

年初来安値更新中で、配当利回りもそれに連れて上がって行ってます。

この水準であれば新規購入もアリかもしれませんが、減配のリスクは覚悟要でしょう。

事業の先行きも気になるところです。

電気自動車における防音は、これまでのエンジン音主体のモノから、それ以外のエンジン音にかき消されていた音へ変わると言われています。

  • モーター
  • 風切り
  • ロードノイズ

このあたりです。

こうした音への対応が今の製品群の延長としてラインナップできるのか、売り上げ数字としてどの程度見込めるのかがポイントになりそうです。

以上、日本特殊塗料の紹介でした。また次の報告書が来たら更新したいと思います。

 

※本サイトに記載されている銘柄については、あくまでも個人的見解として述べたものであり、その銘柄または企業の株式等の売買を推奨するものではありませんのでご承知おきくださいませ。