11月17日のファイザーの分社化を受け、[VTRS]ヴィアトリスの株主になってました。
分社化されたのは、アップジョン事業部門というところです。
同日、マネックス証券さんには、「買った覚えのないViatrisという銘柄が残高にある!」という問い合わせがコールセンターにあったそうです(笑)
というわけで、本日は、[PFE]ファイザーと[VTRS]ヴィアトリスについて、少し書いてみたいと思います。
株式配分された株数は3株
分社化にともなう、株式の扱いについては、以下のような条件でした。
- 11/16(現地約定ベース)にファイザー株を保有していた者
- ファイザー株1株につき、ヴィアトリス0.124078893株
小数点がスゴいですが、私の場合はファイザーを30株だけ保有していて、配分されたヴィアトリス株は3株でした。
なので、1/10だけもらえたようです。
取得単価$0-と表示されています。
今日11/20時点で、@$18.86-なので、$56.55-プラスという形になっています。
コーポレートアクション「スピンオフ」
「コーポレートアクション」という概念があります。
以下みずほ証券さんのサイトからの引用ですが、
コーポレートアクションとは、有価証券を発行している企業の財務上の意思決定をいいます。
具体的には、株式分割、株式併合、株式移転・交換、合併等が該当します。
このコーポレートアクションの1つにスピンオフがあります。
以下はマネックス証券さんのサイトからの引用ですが、
スピンオフ
発行体である親会社の子会社あるいは事業部門を独立させ、1企業にすることです。
親会社の株主には、保有株数に応じて、子会社の新株が分配されます。
今回はまさにこの状態で、
親会社(ファイザー)の株主であった、私に、子会社(ヴィアトリス)の新株が分配されたわけです。
ヴィアトリスは何をやる会社?
冒頭に書いた、ファイザーのアップジョン事業部門が、ヴィアトリスとして独立した会社になったのですが、アップジョンってなに??って感じですよね(笑)
「アップジョン事業」=「特許切れ医薬品事業」
いわゆる「ジェネリック」ということのようです。
そう聞くとなんだか少ししょぼい印象を受けるかもしれませんが、
- 製品数:1400種類以上
- 2020年売上高:190~200億ドル見込み
と、後発品最大手のイスラエル・テバ社を上回る規模と言われています。
ファイザーの今後は?
ファイザーはOTC部門を2018年の[GSK] グラクソスミス・クラインと合弁会社:GSKコンシューマー・ヘルスケアを設立し、切り離しました。
OTC:Over The Counter(オーバー・ザ・カウンター)=ドラッグストアや薬局、薬店などで販売されている大衆薬
それに引き続き、今回はアップジョンを切り離し、マイラン社と統合した新会社VIATRISを設立したわけです。
ファイザーのブーラ会長兼CEOは
新たなファイザーのパイプラインはこれまでにない程に強固であり、私たちは画期的な治療薬の開発を続け、世界中の患者さんに革新的で人生を変え得る医薬品を届けることに力を注ぐ
とコメントしているようです。
要は、革新的な「新薬」に資源・人を集中させるということなんだと思われます。
ヴィアトリスの方は売却
私はと言うと、たぶん、ヴィアトリスの方は売却し、ファイザーのみ残すと思います。
革新的な「新薬」に資源・人を集中ということなので、株価低迷中のファイザーですが、他のバイオ系の医薬品メーカーの株価くらい、大きく上昇して欲しいです。
以上、本日はファイザーからスピンアウトしたヴィアトリスについて、お話してみました。