今日はやっと少し反発した日本株。
先週からの下げ要因を列挙すると、こんな感じでしょうか。
- 南アフリカでの新型コロナウイルスの新たな変
異株発見 「感染力が強い」「ワクチンが効きづらい」「 空気感染」という噂 - 感謝祭の祝日の休場・翌日も半ドンで市場参加者が過疎っている
- 外国人の新規入国を一時的に原則停止する方針を岸田首相表明
- モデルナCEOの既存のワクチンが効果薄い発言
- MSCIの銘柄入れ替え
- パウエルFRB議長の米議会でのテーパリ
ングを加速させる姿勢証言
先週末から今週にかけて、気が気でなかった方も多いのではないかと思います。
ということで本日は、
株価下落時に「やった方が良いこと」と「やってはダメなこと」
について、診断形式でお届けしたいと思います。
こんな方にぜひお読みいただきたい
- 持株が下がって不安
- 一度売ってしまった方がいいかなぁと迷い中
- インデックスの積み立てを中断・一回精算しようかと画策中
みたいな方々には少しは参考にしていただけるかなぁと思います。
STEP1:自分の投資方針・目的を再確認する
まずは自分が株式投資をしている目的を再確認しましょう。
例えば私の場合ですと次の通りです。
- 高配当株:キャッシュフローを得る
- インデックス:iDeCoで老後資金を積み立て
そして、いま自分が行っている投資がこの目的に合致しているか見定めましょう。
上昇トレンドのときは、ついつい調子に乗ってしまって、本来の投資目的とずれた銘柄や手法に手を出してしまったりするものです。
例えば、
- 配当によるキャッシュフローが目的なのに、無配当のグロース株を買っていた
- SNSで話題になっていたレバレッジ商品を買ってしまってた
なんてことがあれば、正す必要があります。
自身の方針から外れた対象に投資していた場合は修正
- なにを目的にその銘柄を買ったのか?
- 当初の目的とズレが生じていないか?
を再度確認してみましょう。
STEP2:手法が自身にマッチしているか考える
STEP1で目的と合致した投資行動をとっていたのが確認できた。
この場合は、もしかしたら、その手法があなたに合っていないのかもしれません。
例えば、配当によるキャッシュフローが欲しいけど、個別株の値動きが気になって仕方ないという場合は、
- 個別株はやめてETFにする
- 日本株はやめて米国株だけにしてみる
といったことを検討してみましょう。
ETFの方が個別株よりも値動きはマイルドですし、米国株の方が下落しても反発してくるポテンシャルがあります。
目的と合致していても不安な場合は手法を補正
人は概して、損失については、利益よりも過剰に反応してしまう そうです。
平時は「大丈夫だろう」と思っていても、いざ下がると、そんなことは無かったってよくあります。
と感じられた場合は、見直しをしてみることをオススメします。
STEP3:投資金額を少し下げてみる
この場合は投資している金額が自分の許容度を超えているのかもしれません。
例えば積み立て投資をしているのであれば、積立額を5万円→3万円にしてみるのもひとつの手です。
投資する金額を少し下げてみる ※止める・中断は×
結婚したり、子供ができたりで、自分のリスクが取れるレベルは変わってきます。
身上に変化があった場合はあらためて、投資に当てる資金を見直しましょう。
以上のSTEPを踏まえ、このあとは、「やってはダメなこと」と「やった方が良いこと」です。
「やってはダメなこと」
まずはやってはダメなこと3つです。
第三者の不確実な情報に触れる
SNSなどでは、このような株価下落時にはさまざまな情報が飛び交います。
「暴落」「もっと下落」などネガティブな情報は特に目につくモノです。
未来のことはどんな著名投資家でも絶対にわかりません。
不確実な情報を流す投稿には目を通さないようして、踊らされないたり、囚われたりしないようにするのが大切です。
狼狽売り
不安になった人がとる典型的な行動が「狼狽売り」です。
証券口座の画面が、マイナスになって行く様は、慣れないとショックですし、アタフタしてしまうと思います。
とは言え、「売ったところが底値」というのもよく聞く話です。
何か余程の事情がない限りは、早急に勢いで処分してしまうのは避けましょう。
相場から退場
twitterで退場宣言する方がこうした局面では必ず登場しますが、
生き残ること
が一番大事です。
狼狽売りはダメと書きましたが、退場になって二度と戻ってこれなくなりそうな場合は、少しでも種銭を残したいところです。
「やった方が良いこと」
最後にやった方が良いことですが、これはただ1つ
「買い増し」です。
上昇局面では、
- ここで買わないともっと上がって買えなくなちゃうんじゃないかという思いが働いたり
- 何か書いたいという衝動に駆られたり
することがあります。
そこでグッと我慢して下落局面に買う資金を蓄えておきましょう。
投資家のなかには年に2−3回、こういった場面でのみ取引するような方がいると聞きます。その手法を拝借しましょう。
資金がない場合は
残念ながら資金がない場合は、仕方ないので、
「証券口座を見ない」ようにする
で行きましょう。
口座を見るとどうしても値動きが気になってしまいます。
次の買い場に備えて、投資に回せる資金を蓄えることに注力しましょう。
ポイントは、口座は見ないけど、市場は見ておく です。
市場から離れると相場感が途切れ、失われたりするので、距離は置きつつ、ウォッチはしておくようにしましょう。
購入した銘柄について
という方に、金曜から今日にかけて実際に買い増しした銘柄を掲載します。
- [1812] 鹿島建設
- [1929] 日特建設
- [2503] キリンホールディングス
- [2602] 日清オイリオグループ
- [3405] クラレ
- [3941] レンゴー
- [4220] リケンテクノス
- [6489] 前澤工業
- [6741] 日本信号
- [7590] タカショー
- [7956] ピジョン
- [8086] ニプロ
- [8095] アステナホールディングス
- [8411] みずほフィナンシャルグループ
- [9831] ヤマダホールディングス
すべてSBIネオモバイル証券での単元未満株ですので、大した金額ではないのですが、11月銘柄の配当取りと、取得単価が現在の取引値より高いものを中心に買い増しました。
以上本日は、株価下落時に「やった方が良いこと」と「やってはダメなこと」でした。